初心者でも出来る!簡単・らくらく作曲講座

誰でも出来る作曲法を解説。楽しいクラシックの聴き方や、作曲家のウラ話も。

クラシックってつまんないよね。そもそも何で曲のタイトルが数字なの?

f:id:kuerunrun:20160115232237j:plain

クラシックが好きじゃない、つまらない。結構いますよね。理由の一つとして「タイトルがつまらない」という人がいます。確かにクラシックの中にはタイトルが「(人の名前)○○曲 第○番」という風に味気ないものがあります。普通私たちが聞くポップスやロックでそんなタイトルってほぼないですよね?でもこれって実は深~い意味があるんです!そしてそれが分かると、クラシックも楽しくなりますよ!

 

絶対音楽標題音楽

f:id:kuerunrun:20160115232436j:plain

ブラームス交響曲第1番」と「月光」。タイトルだけで言ったらどちらが興味深いですか?きっとほとんどが後者だと思います。タイトルで「こんな感じかな~」というのがイメージ出来るからです。クラシックの中には後者のようにタイトルがついているものもかなり存在します。ではそうでない曲の作曲者は、タイトルをつけ忘れたんでしょうか?それともそんなこと思いつかなかったー!ってことなんでしょうか。

そんなわけありません。わざとやっているんです。その前にまず、第○番というようなちゃんとタイトルがついていない曲のことは絶対音楽といいます。そして「月光」のようにタイトルがある曲は標題音楽と言います。ウィキペディアで調べれば答えが出ていますが、いかんせん分かり辛い!(ウィキペディアって何であんなに分かりにくいんですかね…分からん人が調べてるのに調べて分からんとか本末転倒やろ…)まぁとにかくそういう言葉を念頭に置いて下さい。

 

なんでタイトルないの?

f:id:kuerunrun:20160115232743j:plain


では絶対音楽はなぜタイトルがないのか。もう一度「月光」というタイトルの曲をイメージして下さい。辺りが暗くなって青白く光る満月、風が草木をなでる音、遠くで鳴く狼の声…そんなことが想像できるかもしれません。その上で曲を聞くと、「あ~そういうことなんだ…」と自分のイメージに合わせて曲を聞いていきます。その過程で自分が感じたことと違う表現が出れば、「この作曲家は「月光」についてこういうイメージなんだ~」とその違いを楽しめます。

でもちょっと待って下さい。これって「純粋に音楽を楽しんでいる」というのとは違いますよね?例えばタイトルが「失恋」だったらどうですか?聞こえてくる音楽は全部それに関連させて聞くことになります。つまり、聞こえてくる音楽の捉え方がタイトルによって変わってくる、ということになるはずです。でもその「タイトル」って「音楽」じゃなくて「文字」ですよね。「文字」によって感じ方が変わるってことはそれって「文学」っていうことになりますよね。つまり、標題音楽「音楽に文学を融合させている」ってことになっちゃうんです。

クラシックの作曲家には「別にそれでもいいじゃ~ん」っていう考え方の人もいれば、「こちとら真面目に音楽やってんのに音楽以外で評価されるなんて心外だ!」という人もいるわけです。純粋に音楽だけを聞いて音楽そのものを楽しんで欲しい…そういう思いが込められているのが「絶対音楽」なんです。

その考えで行くと「(人の名前)○○曲 第○番」というタイトルでさえ妥協なんです。1番というイメージと7番というイメージは違います。作曲者の名前がついていればその生い立ちや思想も調べられるわけですから、それが曲に影響してきます。でもそんなことしてたらその曲のことをなんて言えばいいんだよってことになって非常にめんどくさいのでこういう形式になっているわけです。

まとめ

クラシック曲のタイトルがつまらない理由が分かりましたか?作った人たちはつまらないことは百も承知でそうしているんです。でも実は絶対音楽の方が解釈が聞き手に任せられていますし、自由に聞けるんです。どっぷりと音楽の世界につかるにはもってこいですよ!